『Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance(新劇場版:破)』は、2009年に公開された新劇場版エヴァンゲリオンシリーズ第2作目だお。
TV版『新世紀エヴァンゲリオン』をベースにしながらも、旧作にはない新展開やキャラクターの心理描写、圧倒的な映像美が加わった作品で、ファンの間でも屈指の人気を誇るだお。
この記事ではあらすじ・完全ネタバレ・見どころ・庵野秀明監督の意図まで徹底解説し、『破』を初めて観る人も再確認したい人も満足できる内容になっているだお。
1. 『Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance(破)』とは?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance)』は、2009年に公開された Rebuild of Evangelion シリーズ第2作目 だお。
TV版の流れを踏襲しつつも、物語はここで大きく原作(TVシリーズ)から分岐し、新劇場版オリジナル展開へと進んでいく重要な作品だお。
シリーズはスタジオカラー制作で、圧倒的な映像美と戦闘描写が人気だお。
2. 完全ネタバレ・あらすじ
🔹 2‑1. 第三使徒とマリの登場
物語は 極地ベタニア基地(NERV基地) で、以前回収された 第三使徒 が暴走するところから始まるだお。
そこで登場するのが 新キャラ 真希波・マリ・イラストリアス、彼女は 仮設5号機 に乗り込み、第三使徒を撃破するだお。
戦闘中、マリは機体を自爆させ、使徒を倒しつつ生還するという独自性の強い戦闘スタイルを見せるだお。
🔹 2‑2. シンジと父・ゲンドウの関係
シンジとゲンドウは ユイの墓参り をし、その後ゲンドウは謎のスーツケースを受け取るだお。
中には「ネブカドネザルの鍵」が入っており、これは後の物語で重要な役割を持つ象徴的なアイテムだお。
🔹 2‑3. アスカ登場と第7使徒戦
新たに 式波・アスカ・ラングレー(旧称とは微妙に異なる姓) が エヴァンゲリオン2号機 のパイロットとして登場するだお。
彼女は第7使徒を颯爽と撃破し、戦闘への即戦力ぶりを見せつけるだお。
🔹 2‑4. 第8使徒とのチーム戦
シンジ、アスカ、レイの3人は 第8使徒サハクィエル に立ち向かうだお。
この戦いでは3機のエヴァが協力して戦い、これまでにない“チーム戦”が描かれるだお。
🔹 2‑5. EVA‑03事件
世界規制により、ユニット02(2号機)の出撃制限 がかかる中、EVA‑03(3号機) のテストにアスカが志願するだお。
しかしこのユニットは 第9使徒に憑依 してしまい、アスカは感染状態に陥るだお。
シンジは「アスカを傷つけたくない」と戦うことを拒否するが、ゲンドウは Dummy System(ダミープラグ) を起動し、EVA‑01(初号機)が自動でEVA‑03(第9使徒)を殲滅するだお。
この冷酷な行動にシンジの心は大きく傷つき、彼は ネルフを離れる決意 をするだお。
🔹 2‑6. 第10使徒との戦闘とシンジの復帰
シンジが去った後、第10使徒ゼルエル が襲来するだお。
破壊力が圧倒的なゼルエルを前に、EVA‑02 をマリが強奪して戦うが、戦果は得られないだお。
ユニット00のレイは果敢にも攻撃するが、使徒はそのまま ユニット00 を飲み込んで融合 してしまうだお。
シンジはそれを目撃し、再び EVA‑01(初号機) に乗る決意 を固めるだお。
🔹 2‑7. シンジの覚醒とサードインパクト寸前
シンジはEVA‑01でゼルエルと対峙し、戦闘中に怒りと絶望から “バーサーカーモード” を引き出すだお。
EVA‑01 は圧倒的な力を発揮し、ゼルエルに勝利するものの、その際に 使徒の核と融合 してしまうだお。
この融合は EVA‑01 の覚醒を引き起こし、空に黒い穴(ブラックホール状の現象)を生み出し、サードインパクト直前の異常事態 へとつながるだお。
🔹 2‑8. ポストクレジットとカヲルの登場
物語ラスト(エンドクレジット後)では、月から MARK.06 に乗った カヲル・ナギサ が降下し、「この世界でこそ…シンジくんに幸福を見せてやる」と宣言するだお。
このシーンは物語全体の 大きな転換点 を示す伏線になってるだお。
3. 破が旧作と違う点・意義
🔹 原作からの大きな分岐点
『破』は 旧TVシリーズとは異なる展開 が明確に見える作品だお。
特に EVA‑03の暴走事件・Dummy System や EVA‑00の吸収・融合シーン は TV版には存在しない展開だお。
この映画を境に「Rebuild は単なるリメイクではない」独自の物語になっていくだお。
🔹 新キャラクターの存在
本作で初登場する 真希波・マリ は、これ以降の展開でも物語全体に大きく影響する重要人物だお。
彼女の登場によって、「パイロット同士の関係性」や「EVA戦闘スタイル」も新たな価値観で描かれるだお。
4. 見どころ・象徴的シーン
🔸 EVA‑01 自我覚醒シーン
シンジの怒りと絶望が頂点に達し、EVA‑01 が自ら戦うシーンはシリーズでも屈指の迫力だお。
🔸 アスカの精神汚染事件
Dummy System による無慈悲な殲滅、そしてアスカの身に起きた重大な事件は、**「戦いと感情の狭間」**を象徴しているだお。
🔸 カヲル降臨(サードインパクト寸前)
クレジット後のカヲルの登場は、シリーズ全体の運命を変える伏線だお。
5. 庵野秀明監督が伝えたかったテーマ(破)
🧠 自己否定と葛藤
シンジは父ゲンドウとの関係に苦しみ、EVA‑03事件によって深いトラウマを負うだお。
この葛藤は「他者との関係」「自己肯定」というシリーズ全体の重要テーマに直結しているだお。
🧠 力と責任の意味
EVA‑01 をただ強くなるツールとして扱うのではなく、使徒戦での行動や選択が「痛みと責任」を伴うことが強調されるだお。
6. まとめ(2.0 破)
- 『破』は 旧作エピソードをベースに新展開へ分岐 する重要作だお。
- マリ、アスカ、シンジ、レイの心理や戦闘が複雑に絡み合うだお。
- EVA‑01 の覚醒とサードインパクト直前の展開はシリーズ最大級の衝撃だお。
- カヲルの登場は次章への巨大な伏線だお。